いよいよ8月。夏本番である。 8月は予定通り、400ページ以上の本の消化を促進する。だから、今日購入した「長い長い眠り／結城昌治（創元推理文庫）」はしばらくお預けである。

いろいろと忙しくて、さぼってしまった。前回の日記以降に読んだ本は、「落下する緑 永見緋太郎の事件簿／田中啓文（創元推理文庫）」と「ハローサマー、グッドバイ／マイクル・コーニイ（河出文庫）」の2冊である。少しペースが落ちてしまった。 「落下する…

案の定、「夢のような幸福／三浦しをん（新潮文庫）」を先に読み終わり、しばらくして「ブラウン神父の童心／Ｇ・Ｋ・チェスタトン（創元推理文庫）」を読了。「ブラウン神父」は読みにくかった。「ブラウン神父」は、まだ他にも短編集があるが、ちょっと手…

8月は400ページ以上の本のみを読むことにしたので、今月は400ページに満たない本を選んで読んでいる。現在は「夢のような幸福／三浦しをん（新潮文庫）」と「ブラウン神父の童心／Ｇ・Ｋ・チェスタトン（創元推理文庫）」を平行して読んでいる。もちろん、同…

未読本がたくさんあるので、次に読む本を決める際にはこの中から取捨選択することになるのだが、どうもここのところ、最近買った本の中から選んでしまう傾向が強い。つまり、会計でいうところの「後入先出」である。それに加えて、あまり厚くない本を好んで…

まあ予想通りというところだが、三連休はあっという間に終わった。 とは言いながら、この三連休は結構本を読む時間を確保することができたので、「木野塚佐平の挑戦だ／樋口有介（創元推理文庫）」「踊る夜光怪人 名探偵夢水清志郎事件ノート／はやみねかお…

「人面瘡／横溝正史（角川文庫）」を読了。すっかり横溝正史にはまっている。まだ2冊目だけど。ちょっとグロテスクな描写があるが、骨格はきちんとした本格ミステリなのがうれしい。次はどれにしようか？ そういえば、3日前に芥川賞と直木賞の発表があった。…

「マンハッタン・オプ 2／矢作俊彦（ソフトバンク文庫NV）」を読了。これはもともとは、1980年代前半にFM東京で放送されたラジオドラマを小説化したものということだが、こんなドラマが放送されていたなんてまったく記憶にない。あの頃は洋楽に凝っていたの…

毎回同じようなことを書いているが、それにしても暑い。最近外を歩く時間が長いためか、暑さの質の変化をひしひしと感じている。これは昨年まで感じることがなかった新鮮な感覚である。 「ハートブレイク・レストラン／松尾由美（光文社文庫）」を読了。これ…

今日は暑かった。まだ梅雨明けしていないというのに、真夏のような暑さだった。そんな中をせっせと歩いたために汗だくになった。汗をかきながら歩く方が、そうでないときよりもカロリー消費は多いのだろうか？ちょっと疑問。汗をかく＝脂肪燃焼ならば、歩い…

「Xの悲劇／エラリー・クイーン（創元推理文庫）」を読了。おもしろかった。これぞ本格である。いまさらいうことでもないとはないけれど。すべての謎にきちんと伏線があるのは見事である。途中は、「犯人がわかっているならば、なぜ手を打たないのか？」と探…

伊坂幸太郎が直木賞の選考対象となることを辞退していたらしい。ちょっとびっくり。「ゴールデンスランバー」は本屋大賞と山本周五郎賞を受賞して評判になっていたから（未読だけれど）、辞退しなければ今回こそ直木賞を受賞できたかもしれない。 「Xの悲劇…

久しぶりの古典への挑戦で、「Xの悲劇／エラリー・クイーン（創元推理文庫）」を読書中。かなり覚悟していたのだが、思っていたほど読みにくくなくてうれしい。読みやすいといっても良いくらいである。まだ半分程度しか読んでいないが、内容はおもしろいし、…

「ベルカ、吠えないのか？／古川日出男（文春文庫）」を読了。おもしろかった。おもしろかったのだけれど、感想を述べにくい作品である。疾走間のある文章は相変わらず。人間の醜さにあきれ、イヌの気高さに感心した。 ところで、「ベルカ、吠えないのか？」…

今日は暑い。日頃昼間に自宅にいることがないせいか、余計に暑く感じるのかもしれない。いずれにしてもそろそろ夏本番だ。 「対話篇／金城一紀（新潮文庫）」を読了。金城一紀は初読。良かった。読んでいる間、本多孝好を思わせる雰囲気をいろいろなところで…

「ひとめあなたに…／新井素子（創元SF文庫）」を読了。もともとは1981年に出版されたものである。「一週間後に地球に巨大な隕石が激突することがわかり、主人公は鎌倉に住む恋人に歩いて（！）会いに行く決心をした」という設定だが、内容はあまりSFらしくな…

はてなダイアリーにメールで投稿できる機能は便利だ。しかし、Outlook Expressで投稿すると、一定の文字数で自動的に改行されて送信されるため、はてなダイアリー側では段落の途中で意図せぬ改行が入ってしまう。以前は短い文章で書いていたのでさほど気にな…

惹句に背中を押されたわけではないが、「対話篇／金城一紀（新潮文庫）」は装丁に背中を押されて購入した。真っ白な、おまけに手垢がつきやすそうなカバーなので、平積みされているうちに買っておく方が得策と判断したしだいである。もちろん、金城一紀にも…