さぼってしまった

  • いろいろと忙しくて、さぼってしまった。前回の日記以降に読んだ本は、「落下する緑 永見緋太郎の事件簿/田中啓文創元推理文庫)」と「ハローサマー、グッドバイ/マイクル・コーニイ(河出文庫)」の2冊である。少しペースが落ちてしまった。
  • 「落下する緑」のうちの一編は、読むまで気がつかなかったけれど、アンソロジーで既読だった。ジャズには詳しくないが、これを読むとジャズを聞いてみたくなる。TUTAYAに行った際も、ジャズの棚を見に行ってしまった。でも、どれを聞けばよいかわからなかった。永見緋太郎シリーズは、8月に第2弾が刊行予定である。文庫ではないが読んでみたい。
  • 「ハローサマー、グッドバイ」は、いろいろな人が傑作であるとたたえているので読んでみた。読みやすい文体自体のはずなのに、なぜかなかなか進まなかった。作品の中の世界というか設定になじめなかったせいだろうか。なんとなく、「ライ麦畑でつかまえて」を思い出したりもしたのだが、内容を覚えていないのでなぜ思い出したのかは不明である。雰囲気が似ていると思ったのかな。ちなみに、村上春樹訳の方は未読である。話題の最後の部分は、いったんはすーっと読んでしまったためによく意味がつかめなかったが、何度か読み返すうちに、なるほど!と理解することができた。そういうことだったのだね。なお、自分の解釈に不安があったので、幾人かの方のブログで答え合わせをさせていただいた。便利な時代である。


ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)