しびれる

  • 「マンハッタン・オプ 2/矢作俊彦ソフトバンク文庫NV)」を読了。これはもともとは、1980年代前半にFM東京で放送されたラジオドラマを小説化したものということだが、こんなドラマが放送されていたなんてまったく記憶にない。あの頃は洋楽に凝っていたので、FM東京はよく聴いていたはずなのに。惜しいことをした。で、版元がばらばらだった全63篇を集めて新たに4分冊でソフトバンク文庫から刊行されたのがこのシリーズである。
  • 本作は新編集の2冊目だが、1冊目に続いて作品の持つ雰囲気にしびれっぱなしである。アメリカって怖いところだなという思いも強いのだけれど。これをまだあと2冊味わえると思うとうれしくなる。丁寧に味わいながら読みたいと思う。