最近の読書方法

  • 以前はこんなことはまったくしなかったのだけれど、最近は複数の本を平行して読むことがある。
  • 先週は、「風の岬 高城高全集4/高城高」を読みながら、平行して「モノレールねこ/加納朋子」を読んでいた。今週は、「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります/川上未映子」(以下、「それすこん」)を読み始めてから、すでに他の本3冊を読み終わってしまった。
  • なんでこんな読み方をしているかというと、その1冊だけでは読んでいるのがつらいからである。前にも書いたが、高城高氏の作品は寒い。「風の岬」はそれまでの3冊と比べると寒さは薄らいでいたが、それでもやはり涼しいよりは寒いに近い。だから、加納朋子氏の「モノレールねこ」でときどき暖まろうとしたわけだ。一方、「それすこん」は世界・言葉があまりに独特すぎて、こちらの脳みそが引きずられそうになってしまう。だから、別の本(それもわかりやすそうなもの)を途中にはさんでいるわけだ。
  • どちらかといえば、こんな読み方は邪道と思っていたが、最近ではこれもありかなと思っている。念のために書いておくが、両手に本を持って読書をしているわけではない。あたりまえだけれど。