銀河のワールドカップ/川端裕人

  • 今回の先週の一冊は、やっぱりこれ!

銀河のワールドカップ (集英社文庫)

銀河のワールドカップ (集英社文庫)

  • 読み始める前は、SFサッカー小説だと思っていたのだが、まったく違った。でも、とにかくおもしろい!内容的には青春もの(登場人物の大半は小学生だけど)といえるだろう。しかし、サッカーに関す描写は、「夏のロケット」でのロケット、「The S.O.U.P.」でのインターネット、「竜とわれらの時代」の恐竜といった、あまりにも詳しい、マニアックな取り上げ方に通じるものだ。
  • 「川の名前」や「今ここにいるぼくらは」のような、子供を主人公とした川端作品は若干敬遠気味だったが、やはり読まねばなるまい。
  • 明日は休みを取って、下鴨納涼古本まつりに行くつもりだったが、どうやら風邪を引いたようで少し熱っぽい。のども痛い。困ったな。熱っぽい体で、暑さの中に出たら溶けてしまいそうだ。また今年も見送りか…。