天才
- これはミステリというより、ひとりの男の、それも天才の純愛の物語であった(もちろんミステリだけれども)。単行本が出版された当時、「本格ミステリなのか?」という論争があったことは知っているが*1、そういうことは抜きにして傑作だと思う。
- 俄然、映画の方にも興味が出てきた。テレビの「ガリレオシリーズ」はあまり観たことがないのだが、映画の方はぜひ観てみたい。ちょうど明日から公開であることだし。
- こんなにすごい作品を読んでしまうと、次に読む本を選ぶのが難しい。とりあえず、これまた長く放置していた「たぶん最後の御挨拶/東野圭吾(文藝春秋)」を読もうかと考えている。そうすれば、またしばらくは東野氏の世界で過ごせるから。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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*1:未読だったので、どのような論点で争われていたのかはよく知らない