天才

  • 出社前に喫茶店でコーヒーを飲みながら、「容疑者Xの献身東野圭吾(文春文庫)」を読了。今日一日は、余韻に浸りながら過ごせそう。
  • これはミステリというより、ひとりの男の、それも天才の純愛の物語であった(もちろんミステリだけれども)。単行本が出版された当時、「本格ミステリなのか?」という論争があったことは知っているが*1、そういうことは抜きにして傑作だと思う。
  • 俄然、映画の方にも興味が出てきた。テレビの「ガリレオシリーズ」はあまり観たことがないのだが、映画の方はぜひ観てみたい。ちょうど明日から公開であることだし。
  • こんなにすごい作品を読んでしまうと、次に読む本を選ぶのが難しい。とりあえず、これまた長く放置していた「たぶん最後の御挨拶/東野圭吾文藝春秋)」を読もうかと考えている。そうすれば、またしばらくは東野氏の世界で過ごせるから。


容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

*1:未読だったので、どのような論点で争われていたのかはよく知らない