どうなる?

  • ここで京極氏が書いていることを要約すると以下のような感じ。

姑獲鳥の夏』から始まる「百鬼夜行シリーズ」あるいは「妖怪シリーズ」、時に「京極堂シリーズ」などと呼ばれている講談社ノベルスのシリーズ13タイトルはそっくり版元を変更。
シリーズの次作に予定されている『鵺の碑』は、講談社ノベルスからではなく、他の出版社から、別な形で刊行される。
講談社ノベルス版「百鬼夜行シリーズ」13タイトルは、現在の在庫分をもって打ち止め。(増刷を中止)以降、百鬼夜行シリーズの続刊も引っ越し先が版元となる。
文庫版・分冊文庫版が講談社文庫はそのまま継続して販売される。
邪魅の雫』も来年には文庫版・分冊文庫版が発売される予定。
講談社ノベルスでは新しい企画を模索する。

  • 何かあったのだろうか?確かに最近の講談社ノベルスは、上梓されるものの内容が以前と変わってきているように感じていたので、そのせいだろうか?「講談社ノベルスでは新しい企画を模索する」と書かれているから、このシリーズが講談社ノベルスとあわなくなっていると感じられたのかもしれない。まあ、下種の勘繰りはやめよう。
  • この記事を読んで私が認識を新たにしたのは、このシリーズが『「百鬼夜行シリーズ」あるいは「妖怪シリーズ」、時に「京極堂シリーズ」などと呼ばれている』と書かれているところだ。てっきり京極堂シリーズ」だとばかり思っていたのだ。正しくは「百鬼夜行シリーズ」なんだろうね、たぶん。先頭に書いているくらいだから。
  • そしてここで新しい問題(?)が発生した。このシリーズはノベルス版で読んでいるのだが、まだすべてを読んでいないし、手に入れていないものもある。既読で持っているのは「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」、未読だが持っているのは「邪魅の雫」、そして未読で持っていないものが「百鬼夜行−陰」「百器徒然袋−雨」「今昔続百鬼−雲」「陰摩羅鬼の瑕」「百器徒然袋−風」。一部が文庫になるのもいまひとつだし、書店に在庫があるうちに買い揃えるべきだろうか?(とかいいつつ、どうせ買うんだろうな)