万年筆再デビュー

  • クローズド・ノート雫井脩介(角川文庫)」を読んで以来、万年筆への思いが燃え上がっていたのだが、これを鎮めるべく、万年筆をふたたび使い始めた。
  • 手元には一本しかなかった。インクが乾いてしまって使えない状況だったので、ジャブジャブ水洗いしてこれを復活させた。これは独ラミー社のサファリというお手頃価格のものだ。インクはとりあえずブルー。
  • 次に、「クローズド・ノート」の影響か、少し上等なものが欲しくなってしまったので、ネットでいろいろと物色して知識を貯めるにとどめるつもりだったのだが、独ペリカン社のスーベレーン400シリーズの緑縞を衝動買いしてしまった。三割引だったもので。これには黒インクを入れている。万年筆で黒インクを使うのは初めてなのだが、なかなかいい感じ。
  • そして、たまたま立ち寄った百貨店の文房具売場で、白いサファリを見かけてしまい、またもや衝動買い。白い万年筆ならばインクは紫だろう、という意味不明な決意をし、コンバーターを使って紫インクをいれている(カートリッジの紫がどこにも売っていなかった)。白い軸の万年筆から紫の文字がつむがれるのは、予想通りとてもいい感じだ。ちなみに、白サファリは2007年の限定モデル。
  • 以上で万年筆2本、ボトルインク2本の出費。どういうわけか、すべてドイツのメーカーのもの。こうなるとイタリア製とかフランス製なんかも欲しくなるな。完全に病気だ。とはいえ、やはり万年筆で字を書くのは楽しい。字を書くことが億劫でなくなってきたのは確かである。