ホラーは苦手
- 幼い頃から怖いものが苦手だ。私にとって怖いものとは、いわゆる幽霊とか、怪談とかいわれるようなもののことで、今風に言えば「ホラー」に分類されるものだ。だから、テレビで放映される怪談特集や心霊写真の特集というような番組は、ひたすら無視し続けてきた。今も無視している。当然、映画についてもその手のものはご法度である。そういえば、ウルトラマンシリーズは大好きだったのに、ウルトラQはちょっと怖かった記憶もある。
- そんな私が今回読了したのが、よせばいいのに「忌館 ホラー作家の棲む家/三津田信三(講談社文庫)」である。「〜の如き〜もの」シリーズの評判が良い三津田信三は、気になる作家のひとりであったし、書店のPOPには「ミステリとホラーの融合」というような宣伝がされていたので、初めて読んでみた。で、読後の感想としては、正直に言ってそれほど怖くなかった。しかし、本格ミステリとして読むには、個人的に無理があった。ホラーの部分が気になってしまい、ミステリの部分に集中できないのである。読んでいる間、早く読み終わりたいという気持ちばかりが先行してしまった。決しておもしろくないわけではないのだが。やはり、ホラーには手を出さない方が無難なのかもしれない。
- 「〜の如き〜もの」シリーズもいずれは読んでみたいと思っているが、やめておくほうが良いのだろうか?
- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 文庫
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