あれ??

  • そろそろ今月の文庫新刊が出始めたのではないかと思い、帰宅途中に書店に寄った昨日の話し。
  • 今月の文庫新刊予定では、2ヶ月前にはまりにはまった近藤史恵氏の南方署強行犯係シリーズの2作目「黄泉路の犬」が徳間文庫から出ることとなっていた。そろそろ出ているかな?と思い、書店の徳間文庫のコーナーに行ってみると、近藤史恵氏の見たことのない表紙の文庫本が置いてあった。これだなと思い、さほど確認もせず、手に取ってレジに向かった。その前に一応中をパラパラと見たのだが、解説を見たときに実は違和感があった。大倉崇裕氏の日記によれば、「黄泉路の犬」の解説は同氏が書かれたはずなのに、なぜか私が手に持っている本の解説はぶたぶたシリーズの矢崎存美氏が書いていた。ここで気がつけばよかったのだが、勘違いだったかとまたまた勘違いし、そのまま購入してしまった。
  • そして帰宅して、自宅で購入した本を見ると次の違和感に襲われた。新刊本につきものの帯がないのである。珍しいこともあるのだな、徳間文庫だからか?(失礼)とか思いながら、嫌な予感がして奥付けを見ると、2007年5月初版となっている。2007年5月? 2008年11月ではないの? 遅まきながらタイトルを見ると「狼の寓話」となっている。えっ! 買う本を間違えた? 表紙が変わったの? 解説者は私の勘違いではなかった? 「狼の寓話」ならばうちにあるよ? もう読んだやつを買ってしまったということ?
  • そう。だぶってしまったのである。昨日購入しただぶり本は初版本であった。ということは、増刷されないまま表紙だけが変わったのか。何だか複雑である。
  • こういう経験は初めてではない。多くはないが少なくもない。過去の例を挙げるとこんな感じ。他にもあったような気がするが、忘却の彼方である。
    1. 法月綸太郎氏の「密閉教室」を買ったつもりが、帰宅して中を見ると既に持っている「雪密室」だった。
    2. 北村薫氏の「リセット」が、気がついたらなぜか2冊あった。
    3. 漫画だが、芳崎せいむ氏の「金魚屋古書店」第6巻が、これまた気がついたらなぜか2冊あった。
  • ちゃんと確認すると、今月の徳間文庫新刊の発売日は7日となっている。徳間書店様、お願いだから紛らわしいことをしないで下さい。おかげで売上に貢献してしまいました。