古典へのあこがれ

「ミステリ十二か月/北村薫(中公文庫)」を読了。
新聞に連載された少年少女向けのミステリ案内を書籍化した物。
この中では当然のことながら、いわゆる海外ミステリの古典という作品が紹介されている。
私は現在はミステリばかり読んでいるが、中学生から高校生の頃はSFばかり読んでいた。
そのせいかミステリの古典は、タイトルは知っているもののほとんど読めていない。
最近になって古典に対するあこがれが強くなっており、本作を読んでさらにそれが強くなった。


ならば読み始めればよいのだが、ひとつ悩んでいることがある。
それは、創元推理文庫で読むか、ハヤカワ文庫で読むかということである。
SF時代は、両方で出版されている場合、なぜかハヤカワ文庫で読むべきと考えていた。
ミステリはどちらで読むべきだろう。
創元推理文庫の方が正統というイメージがあるが、実際に手に取ると読みにくそうなのである。
現在の標準から見ると、文字が小さく、フォント自体も古くさいものが多い。


非常に迷うところである。


ミステリ十二か月 (中公文庫)

ミステリ十二か月 (中公文庫)